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悪徳業者の手抜き工事に要注意

実に腹立たしく情けないことですが、外壁塗装の業者のなかには、いわゆる悪徳業者も存在しているという現実があります。そうした連中に手抜き工事を行われると、外壁塗装本来の目的である外観の向上や家屋へのダメージ抑制を果たせないばかりか、むしろ逆効果となってしまうこともありえます。

そうした被害を防ぐためにも、前もってこうした輩たちのやり口を知っておくことが重要です。悪徳業者かどうかを見抜くためにも、ぜひ、知識を深めておいてください。

外壁塗装の手抜き工事、よくある手口を一挙公開!

屋根の縁切りをしない

元々屋根というものは、屋根材同士が重なり合っている部分に隙間が設けられており、内部の湿気を外に逃がす仕組みとなっています。屋根塗装を行う際には、塗装作業後に塗料によって塞がってしまった隙間を再度開く作業が必要となり、これを「縁切り」と言います。まっとうな業者ならもちろんちゃんと行いますが、悪徳業者は屋根という確認しづらい場所をいいことに、この作業を行わずに済ませる手抜きを行います。そうすると屋根内部の湿気がこもってしまい、カビや腐食などで家屋へダメージを与えてしまうことになってしまいます。

塗り回数が少ない

一般的に外壁塗装というものは、下塗り、中塗り、上塗りの3回の工程が行われるもの。高性能塗料の場合や物件の状態などによっては下塗りと上塗りの2回という場合もありえます。いずれにせよ複数回の重ね塗りは必須です。そして悪徳業者はこの回数をごまかし、本来よりも少ない回数で作業を終えながら、費用請求は本来の回数分しっかり請求するということを臆面もなくやってきます。塗料本来の性能が発揮されず、短期間ではがれ落ちますので、施工現場を監視する位の気構えが必要です。

契約とは違う塗料で作業する

「外壁塗装業者選び方のための基礎知識」のページでもご説明していますが、外壁塗装向けの塗料には一番安いアクリル系から、光触媒やナノテクなど高性能で高額なものまで幅広くあります。悪徳業者はこの点を悪用し、契約の際には高価な塗料を使用すると言っておいて、実際の塗装には安価なものを使って、その差額をごまかす手口を使ってきます。塗装作業の際には、契約書通りの塗料が使われているかどうか、塗料容器をチェックしてみてください。

塗料を規定値以上に薄めて使う

外壁用塗料を薄めて使うということ自体は、実は詐欺でもなんでもありません。油性塗料であればシンナーで、水性塗料であれば水で薄め使うというのは正しいやり方なのです。しかし悪徳業者は、製品ごとに定められている規定の希釈濃度よりもさらに薄めて使い、その分の費用をごまかすということを行ってきます。もちろん言うまでもなく、薄い塗料で塗った外壁は丈夫な塗膜とはならず剥がれ落ちやすくなり、外観的にもくすんでぼやけたような色合いとなってしまいます。

コーキング部分の手抜き

外壁材と外壁材のつなぎ目となる部分を目地といい、コーキングとは、その目地の部分に用いられる、弾力性のある樹脂材のことを指します。外壁塗装を行う場合、古いコーキングを撤去して新しいコーキングにする打ち替え、または古いコーキングの上に新しいコーキングを重ねる打ち増しを行うのですが、悪徳業者はこの点でも手を抜きます。打ち替えると言っておきながら打ち増しで済ますというのは序の口。見えにくい部分などは打ち増しすら行なわず古いコーキングのままで放置といったことも実際に起こっています。

下地・補修処理の手抜き

外壁塗装というものは事前準備として、高圧洗浄で外壁の汚れをしっかり落とし、またひび割れや凸凹などがある場合はそれらを補修した上で塗装作業に入るというのが正しいやり方です。で、ご想像の通り、悪徳業者の場合ははなからこの作業を行わない、やってもあるいはおざなりに済ませるという手口をよく使います。当然ながら塗料の付着が不完全なものとなって剥がれやすくなり、もちろん見栄えもキレイには仕上がりません。